鳥籠と、少年

鳥籠と、少年的吉他谱

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鳥籠と、少年的歌词

これは、夢だから
いつか、醒めるから
せめて、僕の手で
終らせて、しまおうか
君を、


【心象のはいいろはがねから
あけびのつるはくもにからまり
のばらのやぶや腐植の濕地

いちめんのいちめんの諂曲模様】


通り雨
汚れた鳥を拾った
頬よせた震える羽は
初めて知ったぬくもり

こんなに、弱くて
こんなに、脆くて
こんなに、熱くて
こんなにも小さな
君を、守りたくて

僕の、内側で
君を、抱きしめて
君に、絡まって
君に、鍵をかけて

cage
僕が、君の鳥籠になろう


【玉髄の雲がながれて
どこで啼くその春の鳥】

時の流れが
折れた翼を癒した
風、空、雲
君は望むの
飛べない僕を残して

これが、夢ならば
いつか、醒めるなら
いっそ、僕の手で
閉じ込めて、しまおうか
罪を、檻に変えて

僕の、内側に
君の、首筋を
君の、脈拍を
君の、吐息をとらえ

cage
逃げ出せない牢獄に、なろう


【ZYPRESSENしづかにゆすれ
鳥はまた青ぞらを截る
まことのことばはここになく
修羅のなみだはつちにふる】


君の体、握りしめてく
そっと、だけど、強く
君は最後に小さく、啼くだろう
そして僕も泣く、泣く

これは、夢だから
いつか、醒めるから
せめて、僕の手で
終らせて、しまうんだ

君を、
その鼓動を

こんなに、弱くて
こんなに、脆くて
こんなに、愚かで
こんなにも小さな

cage
永遠に、抱く
鳥籠の、中に


【あたらしくそらに息つけば
ほの白く肺はちぢまり
いてふのこずえまたひかり
ZYPRESSENいよいよ黒く
雲の火ばなは降りそそぐ】