あいぞめ ~二籠

あいぞめ ～地獄少女　二籠

歌手 能登麻美子



あさきゆめみじ 永久（とわ）に歎（なげ）きもせる
切勿沉夢幻 亦勿常作悲

月（つき）の光（にかり） 心（こころ） 照（て）らし出（だ）す
月光明如水 為我照心間

燃（も）ゆる花（はな）の舞（ま）い 道（みち）しるべ
花色舞似灼 帶我指前路

絡（から）みつく まやまちの詩（うた） 胸（むね）をしめる
累累成罪曲 盈盈滿心胸

果（は）てね川（かわ）に手（て）をさし 流（なげ）そう
垂手入流水 將心付長河
想（おも）い 詰（つ）めた言（こと）の葉（は） 藍（あい）に染めて
且將思作語 隨波成藍色

すれ違（ちが）いが 心（こころ）もろくする
每從人中過 心傷怎奈何
居場所（いば）もないまま 風（かぜ）は吹（ふ）く
此去無歸所 唯餘風瑟瑟

赤（あか）い道（みち） 足取（と）り重（おも）く 暗（やみ）に向（む）かう
躊躇步夕途 但向夜深處

一度（いちど）流（なが）せば 二度（にど）と帰（かえ）らね
昨已隨波去 今亦不回頭
指（ゆび）がつまひく運命（うんめい） 藍に染めて
且以指作弦 將身染藍色

いくつ 明（あ）けない夜（ゆる）を 重（おも）ねて
黎明不得見 長夜何其多
やがて 藍（あい）の歎（なげ）きも 消（き）え逝（ゆ）くのが
便如心中曲 亦若雲煙過

果（は）てね川（かわ）に手（て）をさし 流（なが）そう
垂手入流水 將心付長河
色（いろ）は匂（にお）へど いつか 散（ち）りねるもの
花色再撩人 時至亦散落
藍（あい）に染（ぞ）めて…
今生染藍色…