Quintessence Voyage

前作「Oath -cross of eternity-」はカップリング曲がパッとせず微妙に感じてしまい、その前の「AURORA -destinies of world-」も[Sabbath]はいい曲でしたがそれ以外は・・・。Dr.憐蛇が脱退してから少し停滞していた感じがあったMegaromania。

今作に収録されているボーナストラック[bouquet]が最初に気になり聴いてみましたが、やはりMegaromaniaはこんな感じか・・・と。
壮大感溢れる[if...reminiscence]やロックチューン的[Atmosphere]、悪くはないんですがもう少し心に響くような曲があれば[Oblivious]のような名曲ができるのにと感じていました。[Distinctive territory]を聴くまでは・・・。

[Distinctive territory]を聴いた瞬間あまりの力作に鳥肌が立ちました!!!　いきなりドラム演奏が始まったと思いきやそこから奏でるMegaromania独特のギタープレイ&ツーバス連打、ブラストで疾走するドラム、ベースの持ち味の良さもさすがだと思います。イントロ部分ではピアノからメロディー重視の速弾きギターソロに入りまさに圧倒的さを具え持つメタル風スピードキラーチェーン!!!　感動しました。

[Quintessence Voyage]と[Phantom to the past]もヘヴィさを持ちながらメロディアスが強調された綺麗な曲で、サビ部分は新鮮で明るくとても聴きやすいですね♪

[Distinctive territory]がとてもお気に入りな曲になり、CDを購入して大変満足しています。ただし、(個人的には)ボーナストラックで購入を迷っている方はLive DVD付きかPV付きの方がいいかもしれません。[bouquet]は少しクセがある曲だと思うので・・。

初めて聴く方は声が気にならなければ問題ないと思います。